地盤改良工事
セメント系安定処理工法による地盤改良工事です。浅層改良と深層改良があります。
浅層改良
概要
表層改良工法のスラリー方式は、セメント系固化材をプラント設備でスラリー状に混練した状態で、地盤に注入しながら原位置土と混合撹拌し、所定強度の改良体を造成する工法です。
特徴
- 固化材の添加量・W/Cを調整する事により強度の調整が容易です。
- 施工機の選択幅が広く狭小の住宅街~大規模現場にまで可能あり、また、泥上車タイプを使用する事によりヘドロ地盤にも対応出来ます。
- 改良強度は10t/㎡以上の中強度改良が可能でありラップル工法等に比較し現状地盤を骨材として使用する為大幅に残土が減少します。
- 改良土のみ密度が上がり、又、液状になる為に、転圧の必要がありません。
施行フロー
深層改良
概要
オーガーマシンのロッド・中間振り止め・先端ビットを地盤垂直方向に上下出来るように設け、オーガーマシンによりビットを回転させ掘進しながらスラリー状の固化材を圧送し、土砂と固化材をビット及び上部の撹拌翼で混合・撹拌し、地中に改良体を造成する工法です。
特徴
- 直径1000迄の柱状改良体が造成可能である。
- 早期に大きな強度が得られる。
- 土の圧縮地が大幅に減少し沈下率は激減。
- セメント系固化材を使用する為止水効果に優れている。
- 軟弱地盤の改良に適し、一般構造物の沈下を防止。
- 固化材の注入を低圧で行う為、造成される改良体以外への流出が無く無公害である。